パイヤーM.L.

耐熱絶縁コーティング用ポリイミドワニス

製品概要

ポリイミド樹脂は1960年代に米デュポン社で開発され、その後、宇宙開発の先端材料から身近な電気、電子機器にいたるまで幅広く使用されてきました。
ポリイミドが持つ非常に優れた熱安定性や機械的・電気的特性と高い信頼性は、永年の実績に裏付けられ、現在も耐熱電線の絶縁被覆を始め、航空機や産業用機器への応用が拡大され続けています。
当社は、1994年に、このポリイミド樹脂の皮膜成形用ワニス、パイヤーM.L.の製造および販売権を米デュポン社から譲り受け、現在も米国ニュージャージィ州、デュポン社・パーリン工場内のI.S.T.U.S.A.および、国内ではI.S.T.加美で生産し、世界各国に供給しています。

製品写真

製品写真

ポリイミドワニスとは

パイヤーM.L.®は、芳香族ジアミンと酸無水物が縮重合反応したポリアミック酸溶液(ポリイミド前駆体)です。 パイヤーM.L.®を基材にコ-ティングして高温で乾燥・焼付けすることにより、優れた特性を有するポリイミド皮膜が得られます。

■ワニス特性表

品 番 RC5019
粘 度(ポアズ) 50~70
固形分濃度(%) 15.0~16.0
比 重 1.09
溶媒構成   N-メチル-2-ピロリドン(%) 100
危険物分類 第4類
第3石油類
*上記の値は参考値であって品質保証値ではありません。
ワニス (ポリアミック酸溶液)

ワニス (ポリアミック酸溶液)

焼き付け被膜の特徴

  • 高強度、高弾性・・・ 高分子材料として最高レベルの機械的強度
  • 耐熱耐寒性・・・ -269~400℃の幅広い温度範囲で使用可能(連続可使温度=260℃)
  • 高圧電気絶縁性
  • 耐薬品性/耐オイル性
  • 耐放射線性
  • 寸法安定性
  • 自己消火性 など

■各種樹脂の長期耐熱および引っ張り強度

各種樹脂の長期耐熱および引張強度

■パイヤーM.L.焼付け皮膜物性

特性分類 各物性 [単位] RC5019/25µm厚 測定方法
機械特性 引張強度 [kgf/mm2] 17.4 (25℃) JIS C 2151
11.6 (200℃) JIS C 2151
引張伸び [%] 68.4 (25℃) JIS C 2151
74.9 (200℃) JIS C 2151
引張弾性率 [kgf/mm2] 214.7 (25℃) JIS C 2151
184.7 (200℃) JIS C 2151
熱特性 融点 [℃] なし -
Tg [℃] 420 -
線膨張係数 [×10-5cm/cm/℃] 2.6 (20~250℃・荷重10g) JIS C 7197
9.1 (20~400℃・荷重10g) JIS C 7197
熱収縮率 [%] 0.29 (250℃×30分) JIS C 2318
0.91 (400℃×30分) JIS C 2318
熱伝導率 [W/m・K] 0.15 -
電気特性 絶縁破壊強さ [kV/mm] 273.5 (25℃) JIS C 2110
誘電率 3.55 (25℃ 1kHz) JIS C 2151
誘電正接 0.0025 (25℃ 1kHz) JIS C 2151
表面抵抗率 [1016Ω] 3.2 (25℃ DC500V) JIS C 2151
体積抵抗率 [1017Ω・cm] 0.6 (25℃ DC500V) JIS C 2151
*上記の値は参考値であって品質保証値ではありません。

実績・用途

  • 電線(マグネットワイヤー)被覆材
  • 航空機用電線被覆材
  • 各種ポリイミドチューブ
  • フレキシブル回路基盤材料
  • 液晶配向膜材
  • 半導体絶縁保護コーティング材
  • 光ファイバー補強被覆材
  • 耐熱塗料 など
パイヤーM.L.の用途

パイヤーM.L.の実績・用途

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