スカイボンドフォーム

密度設定が自在のポリイミド発泡体

製品概要

スカイボンドフォームは最大330℃の耐熱性を持つ発泡プラスチック材料で、100℃以上の耐熱断熱材、緩衝材、軽量化材として使用可能です。
他のポリイミド発泡体と比較し発泡倍率(密度)を自由にコントロールできることが大きな特徴で、柔らかく軽量の低密度の発泡体から固くソリッド(固体)状のものまで製作することができます。
更には他部材と組み合わせてコンポーネント化(複合化)が可能であり、発泡体の内部に導電性のフィラーなどを分散させることにより軽量電波吸収体としても応用が可能です。

スカイボンドフォーム

スカイボンドフォーム

スカイボンドフォームの特 徴

■ 高耐熱性と優れた諸特性

ポリイミドはエンジニアリングプラスチックの中でも最高レベルの性能を持っています。
330℃の耐熱性に加え耐薬品性、不燃性、高強度、耐寒性、電気絶縁性、耐放射線性など高いレベルでバランスのとれた材料です。ポリイミド発泡体はそれらの諸特性に加え、断熱性と軽量化を備えた材料です。

項目 TYPE 1 TYPE 2 測定方法
発泡倍率 10倍発泡 5倍発泡 -
密度 0.125 g/cm3 0.250 g/cm3 -
5% 重量減少温度 453 ℃(空気中) 453 ℃(空気中) TGA
ガラス転移温度 330 ℃ 330 ℃ DMA
引張強度 0.8 MPa 2.8 MPa ISO 1926
引張弾性率 34 MPa 100 MPa ISO 1926
曲げ強度 0.8 MPa 2.9 MPa JIS K 7074
曲げ弾性率 27 MPa 140 MPa JIS K 7074
10%圧縮強度(準静的) 0.24 MPa 1.39 MPa JIS K 7220
10%圧縮強度(impact) 0.44 MPa 1.86 MPa SHPB method
燃焼性 V-0 相当 V-0 相当 UL-94
限界酸素指数 (LOI) 41.3 % 42.0 % ASTM D 2863
熱伝導率 0.037 W/m・K 0.044 W/m・K JIS A 1412-2
誘電率 1MHz 1.07 1.26 JIS K 6911 : 2006
誘電率 1GHz 1.20 1.40 SPDR method
誘電率 10GHz 1.20 1.40 SPDR method
誘電正接 1MHz 0.0003 0.0018 JIS K 6911 : 2006
誘電正接 1GHz 0.0028 0.0045 SPDR method
誘電正接 10GHz 0.0045 0.0069 SPDR method
※ここに記載する数値は全て代表値です。保証値ではありません。

■ 発泡倍率コントロールが自由

発泡条件をコントロールすることにより発泡倍率を200倍から1.1倍まで自由に変化させることができます。
発泡倍率を下げていくことにより徐々に硬さが増しスポンジ状の状態からハードなソリッド状になります。したがって、要求される強度、断熱性、重量などに対して幅広く対応することができます。

ポリイミド発泡体(200倍と1.1倍)

200倍発泡体(左)と1.1倍発泡体(固形)


■ 厚みコントロールが自由

0.1mm程度のシート状のものから10cm以上のブロック状のものまで任意の厚みに作製することができます。
特に薄膜タイプについてはスライス加工では難しい発泡シートを始めからシート状に成型する技術により実現したもので、狭くて複雑な空間の断熱や円筒形状のものに巻きつけて使用することもできる画期的なシートです。

スカイボンドフォーム(シートとブロック)

シート(厚さ=200μm)とブロック(厚さ=15cm)


■ 低誘電率・低誘電正接

電波のエネルギー損失の度合いを示す材料固有の指標である誘電率や誘電正接についてもポリイミドならではの極めて低い値を示します。電波透過性が高くエネルギーロスが少ないため電波が透過する箇所に設置するのに適しています。以下にSKYBOND®フォームの誘電率と厚みに対する電波透過特性データを示します(クリックでPDFファイルが開きます)。


■ 切削加工が可能

発泡倍率が10倍以下の発泡体については穴あけ加工や溝加工など様々なマシニング加工が可能です。
これによりある程度複雑な構造体でも作製することができます。

発泡ポリイミド切削加工品

切削加工品

スカイボンドフォームの応用用途例

■ サンドイッチパネルコア材

2枚のFRP(繊維強化プラスチック)の間に発泡体を挟み込んだサンドイッチパネルの中間の発泡材料には強度面、耐熱性、耐候性、耐電圧性に優れるポリイミド発泡体は最適です。

サンドイッチパネル

サンドイッチパネル(試作品)


■ 放熱断熱シート

電子機器のCPUや集積回路の局部的な発熱(ヒートスポット)から機器の損傷を防ぐため内部に薄い断熱用の発泡ポリイミドシートとグラファイトシートなどの放熱シートを組み合わせ断熱と放熱を両方実現できるシートです。

グラファイトシートとポリイミド発泡シートの積層接着品

グラファイトシートとの積層接着品(試作品)


■ 軽量電波吸収体

SKYBOND®フォームにカーボンなどの導電性フィラーを複合することにより特定領域の電波を吸収することができる耐熱性が高く軽量の電波吸収体の作製が可能です。

カーボンを複合した電波吸収体

カーボンを複合した電波吸収体(試作品)

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